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ハングル音調・発音表記システム
1. 仮名表記の限界と「新表記システム」の目的
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日本語のカタカナ表記(例: カグ)に頼ると、韓国語の発音で最も重要な「口の形」や「息の量」の情報が完全に消えてしまいます。

  • 課題 1 (母音): 「ㅓ(口をすぼめないオ)」と「ㅗ(丸くすぼめるオ)」がどちらも「オ」になってしまう。
  • 課題 2 (子音): 「平音・激音・濃音」の違いがカタカナでは表現できない。
  • 解決策: アルファベット一律大文字子音 + や行・Wスタイル約束母音 + 完全一貫パッチム(M, B, N, D, L, G, ng) の表記ルールで正確な発音を完全可視化!
2. 母音表記ルール:カッコ ( ) と や行・W スタイル
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① 口をすぼめない母音はカッコ ( ) で表記

ハングル 発音表記 口の形と発音のルール
ㅏ
あ
口を縦に大きく開ける
ㅓ
(お)
口をすぼめず「あ」の口のまま「お」と発音
ㅗ
お
口を前に丸くすぼめて「お」
ㅜ
う
口を前に丸く突き出して「う」
ㅡ
(う)
口を横に引き(すぼめず)「う」と発音
ㅣ
い
横に引く「い」
ㅐ / ㅔ
え
開く「え」/ ふつうの「え」

② や行系列母音(かな直感表記)と W系列母音(滑らか表記)

ハングル 発音表記 音の構造とルール
ㅑ / ㅛ / ㅠ
や / よ / ゆ
日本語の「や行かな」をそのまま使用
ㅕ
(よ)
すぼめない「よ」(「あ」の口で発音)
ㅒ / ㅖ
いぇ
滑らかな「いぇ」
ㅘ
Wあ
半母音 W + 母音 あ
ㅝ
W(お)
半母音 W + すぼめないお
ㅙ / ㅞ / ㅚ
Wえ
現代発音はすべて「ウェ」
ㅟ
Wい
半母音 W + 母音 い
ㅢ
(う)い
横に引く(う) + い
3. 子音表記ルール:語頭/語中の変化なし!「息の量」で一律固定
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位置による記号変化(語頭だからT、語中だからD等)をなくし、子音の性質(息の量)だけでアルファベットを一律固定します。

系列 平音 (息ふつう) 激音 (息ドバッ!) 濃音 (息ゼロ・硬い)
ㄷ 系列
D (ㄷ)
T (ㅌ)
DD (ㄸ)
ㄱ 系列
G (ㄱ)
K (ㅋ)
GG (ㄲ)
ㅂ 系列
B (ㅂ)
P (ㅍ)
BB (ㅃ)
ㅈ 系列
J (ㅈ)
CH (ㅊ)
JJ (ㅉ)
ㅅ 系列
S (ㅅ)
-
SS (ㅆ)
4. 単語変換の実践と連音化(Liaison)の完全保持
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① 母音の口の形の違いが可視化される例

  • 가구 → Gあ Gう
  • 거구 → G(お) Gう (カタカナ「カグ」では消える `ㅓ` が復活!)
  • 고기 → Gお Gい
  • 거기 → G(お) Gい

② パッチムと二重母音の例(大文字一律 + ng小文字)

  • 과자 → GWあ Jあ
  • 김 → GいM (両唇閉鎖)
  • 강 → Gあng (2文字の `ㅇ` パッチムのみ小文字 `ng`)
  • 감사해요 → GあM Sあ Hえ よ (`요` は直感的な `よ`)

③ 連音化(リエゾン)を完全に説明できる「子音1:1保持」規則

単独発音では代表音([D]や[B])で息を止めるパッチムであっても、後ろに母音が続いたときに元の音が復活するため、綴り字(ㅅ=S, ㅌ=T, ㅍ=P)のままアルファベットを保持します。

  • 모든 것 → MおD(う)N G(お)S (Dではなく S で保持)
  • 것이 → G(お)S い → 連音化して自然に [G(お) Sい] と読める!
  • 끝까지 → GG(う)T GGあJい (ㅌ は T で保持)
  • 깊은 → GいP(う)N → 連音化して自然に [Gい P(う)N] と読める!